Sydney, 2009年2月20日, AEST (ABN Newswire) - 木曜日のアジア市場は大半が値を上げて取引を終えた。日本の日経225は輸出業者が最近の円安を支持し0.3％上昇した。上海総合は0.8％上昇、香港のハンセン指数も動きの激しい取引のなかで若干高となった。しかし韓国の株式は今週4日目となる下落で取引を終えた。国際市場における消極的な見通しのなかで、この上昇傾向の持続性には疑問が残る。ソウルの株式は今日、金融部門に引き摺られ3％減で取引を開始した。
アジア経済ウォッチ
韓国では国内の金融機関や企業から不良債権を買い取るための企業再編基金の設立が計画されている。この計画された企業再編基金は政府保証債の発行を通じてまかなわれる予定である。
中国は鉄鋼産業への刺激策の一環として、海外の鉱物資源を探索する企業を支援するための資金を蓄えることを検討していると伝えられている。中国政府は資源確保のため、大企業による独自もしくはジョイントベンチャーでの海外鉱山開発を促進する予定である。
企業ニュース
Hong Kong Resources Holdings Co. (HKG:2882) は今日発表のなかで、株式非公開の Chinachem Group が同社の株式9.34％を1億2,000万香港ドル・1億株を1株1.20香港ドルで購入したと語った。
出光興産 (TYO:5019) は、風力タービンの設置や事業への電力提供のため Japan Wind Development Co. (TYO:2766) と提携する予定である。これは発電に関わっていない企業へグリーン電力を販売する日本初の大規模な取り組みとなる可能性がある。
China Aviation Oil (Singapore) Corp (SIN:C47) は3月末から4月納品のための航空機燃料11万5,000から22万5,000トンを購入する入札を行った、と市場関係者が金曜日に語った。
トヨタ自動車 (TYO:7203) は、今年の初め3ヶ月間に国内11工場において14日間生産を停止した後、低下する国際需要と増加する未販売の在庫車両に対応するため日本における更なる生産停止を行う予定であると金曜日に語った。
シンガポールの飲料・不動産コングロマリット Fraser & Neave (SIN:F27) の株式は、 The Coca- Cola Company Inc との長年にわたるフランチャイズ契約が更新されないというニュースを受けて大幅に下落した。同社は70年超の期間にわたり Coca-Cola と提携していた。
三菱商事 (TYO:8058) はインドネシアのニッケル採掘プロジェクトの33.4％をフランス企業 Eramet SA から約135億円で買収する予定である。
日本のブリヂストン (TYO:5108) は低下する国際需要への対応の一環として、2009年のタイヤ生産量を21.5％削減の146万トンとする計画を立てている。
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